こんにちは、セロリです🌱

前回、特定分野に特異な才能を持つ児童生徒への支援についての新聞記事を紹介したのですが、↓



今ひとつ支援対象となる生徒のイメージが掴めず困っていると書きました。


実はもう一つ、とても気になっていることがあるんです。

記事の中で
「特異な才能のある子に対する指導、支援とは何か。その周知、研修の手始めとして、学校の先生向けに作成した映像教材が独立行政法人教職員支援機構のウェブサイトで2月に公開される予定です」と松村氏は話す。

と書かれているのですが、

この映像教材を見たときの教師の反応です。


本当はもっと早く教員側の意見を知りたかったんですけど、

ほとんど(というか全く)媒体で紹介されたことはありませんでしたね。



教師は支援のメインプレイヤーなのにですよ。



先生方が「こんな大変なこと、できない」と思う支援策を作ってしまったら、
良くないですよね。



例えば記事で紹介されていたインクルーシブの支援策は膨大な準備が必要だったり、

生徒一人一人の習熟度をどのように把握するかなどが課題と言われているので、



インクルージョンを意識してそういった支援策を導入するとしたら、

まず気になるのは現場にかかる負担です。


すぐに対応できるところは限られると思います。



まず先生方から現場の課題などを丁寧に聞き取りして、

必要な人員やセッティング、リソースなど諸々に対応した上でゴーサイン出さないと現場が混乱すると思うので、

即効性というよりも、もっと長い目で導入していく必要があるのではないかと思います。
(先生の力量の問題もありますしね)




そういえば、

ニューヨークやシアトルでは、ギフテッドではなくアドバンスドラーナーと呼ぶことにしたと(あたかも全米でそうであるかのように)記事に書いてありましたが、


シアトルは分からないのですが、NYのギフテッドプログラムは去年廃止に追い込まれていますね。


でも別に有識者会議が指摘しているような”ギフテッド”の定義の曖昧さを懸念してたわけではないようです。


ほんの数%しか入れない公立のギフテッドプログラムが、ほとんど白人とアジア人で埋まってしまったからです。その学区のマジョリティは黒人で、貧困層やホームレスの子供もほとんど入れていなかった。


人種や階級の分断、格差の広がりが心配されたんです。


アメリカはこういうことに厳しい社会です。表向き差別がないように見せておかなければならない切実な事情があります。

だから、ギフテッドプログラム廃止を掲げた候補者が市長選挙で勝ったんですよ。



でも、


日本は少なくとも人種間の軋轢の心配はありませんね。


だから、

もっとシンプルに、

現場の仕事量とのバランスを考えながら、

有効なギフテッドプログラムを作り上げることができるんじゃないかと思います。

🤖おまけ🤖
高校の卒業式用に赤ちゃんの時の写真を送ってと学校に言われて探しました。この頃の息子、赤ちゃんのいい匂いがしたなぁ。もう一度、子育てしたい。
Dylan Wallace5

最後まで読んでいただき有難うございます。

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