こんにちは、セロリです🌱

アメリカの大学費用があまりに高額で、息子がちょっと落ち込んでしまった話を書きました。

これはあくまで私立の場合で、住んでいる州の公立大学なら学費はぐんと安くなります。授業料以外の経費をどれだけ抑えるかで変わりますが、私立の3分の1ぐらいで行けるようです。

ここで私が気になっているのは、クラスの大きさです。

一般的に公立大学は規模がずっと大きく、教養レベルのクラスだとクラスサイズも大きくなりがちです。

大きな講義室に百人以上も入って、マイクを使って先生が話す授業形態。日本でもありますよね。


また、学部レベルでは教授が直接教えないこともあり、物理的・精神的な距離も遠くなりがちです。

こういった環境の中で埋もれてしまう生徒もいます。

特に今年はコロナの影響で、やっとキャンパスがオープンになったにもかかわらず、大学に足が向かなくなった生徒さんの話もよく耳にしました。


きっと自己管理がきちんとできるタイプの子に向いているんでしょうね。


ところで、

先日、息子の通うギフテッド校で保護者向けの説明会があったのですが、

そこでは「リベラルアートカレッジにもっと関心を持ってもらいたい」とおっしゃっていました。

リベラルアートカレッジはいわゆる研究大学より規模は小さく、主に学部生を対象としています。クラスサイズも小さく、教授との距離がずっと近いです。

そのため、リベラルアートはしっかり力が付くと考える人も多いです。


そういった環境が息子のギフテッド校に似ているそうですよ。なので、スムースに慣れることが期待できるとのこと。


今回初めて聞く話ではないので、学校的にはよほどリベラルアートカレッジを真剣に考えてもらいたいんだなと感じました。


とはいえ、学費的には普通の私立とさほど変わらないですよね。下手するともっと高いところもあったりして、金銭面でのメリットはほとんど期待できません。


ただ、2E の息子には実行機能面での課題があり、一人で送り出すのは本当はとても心配なので、

今のギフテッド校に似た小規模の大学で、息子が安心して学業に向き合うことができ、無事に卒業まで辿り着けそうという点では、メリットは大きいと思いました。

だって、アメリカは(良い大学は)入るのも難しいけれど、卒業も難しいんですよ。

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👆 これは州別の卒業率なんですけど、大体40%前後しか学部を卒業できていないようです。一番高くてマサチューセッツの44.5%ですよ。びっくりじゃないですか?


”入る”ことだけに主眼を置いてしまうと、”出る”方で苦労することも十分にありそうなので ここは慎重に考えたいですね。


ただ、研究大学でも私立になると公立よりはクラスサイズも小さいようで、

金銭的にリベラルアートカレッジを候補に考えられるぐらいなら、普通に私立校受験も考えられるはずなんですよね。


ただ、この二つはカルチャーが違うってことも念頭におきたいところです。


リベラルアートカレッジの方が、今のギフテッド校のように純粋に学びをエンジョイできるような気がします。


聞くところによると、いわゆる私立のトップ校といわれる大学では、入ってからも熾烈なトップ争いがあるようで精神的に削られるみたいですし、

競走には全く興味がない息子っぽくはないんですよねぇ🙄


リベラルアートカレッジという選択肢。考える余地はありそうです。


続きます。

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