こんにちは、セロリです🌱
まだ息子が小さいころ、ある公立の小学校にお子さんを通わせている日本人ママさんたちとランチをしていました。
その学校のGATEプログラムの話題になり、あるお母様が、
「うちの子、日本語は得意だけど、英語が苦手なんだよね。そのためにGATEプログラムに入れなかったらどうしよう」
とおっしゃいました。
GATEとはGifted and Talented Educationの略で、ギフテッドのお子さん向けのプログラムです。ただ、どのような取り組みがされているかは地域によって異なります。
この学区でいえば、二年生の時点でGATEに入れるかどうかが決まるのですが、少し難しいプリントを与える程度のもので、とてもギフテッド向けとは感じられません。
そのため、不満の声が多く聞かれているというのが現状です。
とはいえ、普通クラスのレベルがさほど高くないため(というか低い
)、せめてGATEに入っておかないとマズいと思うようです。
特にアジア系の多い学区。
アメリカの低学年レベルぐらいならすんなりできる子供ばかりで、
ついていけないお子さんは少数派です。
なので80%以上の生徒がGATEに入っているという学校もあります。
このような学校にいたら「もし入れなかったらどうしよう」と心配するのも納得です。
子供が英語にハンディがあったり、学力がギリギリだったりすれば、どうしたって気になります。
なので振り分けが決まるころになると、話題はGATEで持ちきりになります。
お母様たちは情報交換に余念がありませんよ。
そこで問題となるのが、振り分け方法です。
その学区では、生徒の学業成績のみでGATEに入れるかどうかがほぼ決まってしまいます。
IQは必要ありません(検査してる予算がないのでね)。
こうなると、親がやるべきことはただ一つ。
勉強、勉強、勉強あるのみです。
確実にGATEに入れるように試験勉強に力を注ぐのです。
かわいそうにまだ1、2年生だというのに、ドリルやら家庭教師やらで勉強させられるわけです。
泣いてるお子さんもいるんですよ。
子供がGATEに入れなかったと噂になって、肩身の狭い思いをしているお母様だっています。
選抜方法にIQがないということは、こういう問題が起こり得るということです。
ギフテッドプログラムを ”がんばれば、手が届く” プログラムにしてしまったら、
みんな努力してしまいます。
しかも、
がんばるのは子供ではなく親の方だったりして、
いったい何のためのギフテッドプログラムなのか分かりません。
IQを絶対的な選定要因とすべきだと言っているのではないのです。
ただ、「IQを考慮しません」というのも、ちょっと違うんじゃないかと思うんですよ。
以前も書きましたが、学校の教科範囲のギフテッド教育であれば、
それを本当に必要としている生徒を炙り出すのにIQという指標を用いるのは理にかなっていると思います。
例に挙げた学校のGATEは名ばかりなのでまだ良いのですが、
これがもし本物のギフテッド教育だとして、
そこに普通の子が入ってきたら悲劇ですよ。
本物のギフテッド教育は、定型の子供向けではないからです。
ギフテッドプログラムを努力次第でなんとかできるプログラムにしてはいけないと私は思います。
日本ではこれからギフテッド教育がスタートしますが、その際にIQは考慮しないそうなので、
親の見栄や”ギフテッド教育は良いに違いない”という思い込みで、
子供たちが不毛にがんばらされないようにと願っています。
🤖おまけ🤖
友達と久しぶりにイタリアンランチに行きました。このトマトサラダが美味しくってびっくり!バラータチーズがとろっ、もちっとしていて、自分でも作ってみたいと思いました♫
最後まで読んでいただきありがとうございます
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まだ息子が小さいころ、ある公立の小学校にお子さんを通わせている日本人ママさんたちとランチをしていました。
その学校のGATEプログラムの話題になり、あるお母様が、
「うちの子、日本語は得意だけど、英語が苦手なんだよね。そのためにGATEプログラムに入れなかったらどうしよう」
とおっしゃいました。
GATEとはGifted and Talented Educationの略で、ギフテッドのお子さん向けのプログラムです。ただ、どのような取り組みがされているかは地域によって異なります。
この学区でいえば、二年生の時点でGATEに入れるかどうかが決まるのですが、少し難しいプリントを与える程度のもので、とてもギフテッド向けとは感じられません。
そのため、不満の声が多く聞かれているというのが現状です。
とはいえ、普通クラスのレベルがさほど高くないため(というか低い

特にアジア系の多い学区。
アメリカの低学年レベルぐらいならすんなりできる子供ばかりで、
ついていけないお子さんは少数派です。
なので80%以上の生徒がGATEに入っているという学校もあります。
このような学校にいたら「もし入れなかったらどうしよう」と心配するのも納得です。
子供が英語にハンディがあったり、学力がギリギリだったりすれば、どうしたって気になります。
なので振り分けが決まるころになると、話題はGATEで持ちきりになります。
お母様たちは情報交換に余念がありませんよ。
そこで問題となるのが、振り分け方法です。
その学区では、生徒の学業成績のみでGATEに入れるかどうかがほぼ決まってしまいます。
IQは必要ありません(検査してる予算がないのでね)。
こうなると、親がやるべきことはただ一つ。
勉強、勉強、勉強あるのみです。
確実にGATEに入れるように試験勉強に力を注ぐのです。
かわいそうにまだ1、2年生だというのに、ドリルやら家庭教師やらで勉強させられるわけです。
泣いてるお子さんもいるんですよ。
子供がGATEに入れなかったと噂になって、肩身の狭い思いをしているお母様だっています。
選抜方法にIQがないということは、こういう問題が起こり得るということです。
ギフテッドプログラムを ”がんばれば、手が届く” プログラムにしてしまったら、
みんな努力してしまいます。
しかも、
がんばるのは子供ではなく親の方だったりして、
いったい何のためのギフテッドプログラムなのか分かりません。
IQを絶対的な選定要因とすべきだと言っているのではないのです。
ただ、「IQを考慮しません」というのも、ちょっと違うんじゃないかと思うんですよ。
以前も書きましたが、学校の教科範囲のギフテッド教育であれば、
それを本当に必要としている生徒を炙り出すのにIQという指標を用いるのは理にかなっていると思います。
例に挙げた学校のGATEは名ばかりなのでまだ良いのですが、
これがもし本物のギフテッド教育だとして、
そこに普通の子が入ってきたら悲劇ですよ。
本物のギフテッド教育は、定型の子供向けではないからです。
ギフテッドプログラムを努力次第でなんとかできるプログラムにしてはいけないと私は思います。
日本ではこれからギフテッド教育がスタートしますが、その際にIQは考慮しないそうなので、
親の見栄や”ギフテッド教育は良いに違いない”という思い込みで、
子供たちが不毛にがんばらされないようにと願っています。
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友達と久しぶりにイタリアンランチに行きました。このトマトサラダが美味しくってびっくり!バラータチーズがとろっ、もちっとしていて、自分でも作ってみたいと思いました♫
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